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賛美歌 143 十字架をあおぎて

 

 1 

十字架をあおぎて

 ぬかずくときに、

まさりてとうとき

 おりこそあらね。

 

 4 

せいなるかなしみ

こころにせまり、

なみだとあふれて

み足をひたす。  

     

 2

ここよりしたたる

めぐみの水は、

枯れにしこの身の

いのちなりけり。

 

 

 5 

のぞみはあらたに

ここより湧きて、

つみとがおそれは

あとだにあらじ。

     

 3 

おもえばみくには

ここにぞ成れる、

のろいをさかえに

主はかえませり。

 

 6 

あおぐもかしこき

すくいのきみの

十字架のもとより

 いかでか離れん。